ライフプラン工房【Mobile版】

独立FPによる保険・ライフプランの役立ち情報

「保険の見直し」で得するのは誰か

『保険の見直し』というキーワードでWEB検索をしてみたら、Yahooでは1080万件、Googleが1070万件ヒットしました。 私のHPは引っ掛かるだろうかと見てみましたが、400件目まで行っても出てこないので、あきらめました。
ところが『生命保険の必要性』で試してみると、私の保険情報サイトはYahooで12番目、Googleで6番目に出てくるのでした。

それはさておき、検索結果表示数が多いということは、このワードで検索する人が多いわけですが、一方このキーワードでヒットするように設計されたWEBサイトがとても多いということでもあるのです。調べた訳ではありませんが、表示されるサイトのほとんどが「最終的には保険営業」を目的とするものと思われます。「保険の見直し」というのは保険営業の側にとっても重要なキーワードであるという訳なのです。

 保険の見直しは本来、 契約中の保険の内容が自分にフィットしているのかを確かめて、必要があれば保障内容を変えたり、解約して新たな保険に切り替えたりするものです。しかし実際には、保険営業の人達の売上に寄与しただけで、本当は変えない方が良かったかも・・・などという悲劇も起こりえるのが保険の世界の怖いところであります。

見直しを実行してみたら、以前よりむしろ悪くなってしまうということの無いように、保険見直しのポイントを整理してみました。

 

◆保険の利用法は続けるか止めるかの2者択一だけではない。
◆払済、減額、転換、変換の違いを説明できない営業マンは良質なプロではない。
◆更新時期が迫っていても、慌てて何かをする必要などはない。落ち着こう。
◆下取りと呼ばれる「転換」は解約&新規契約のバリエーションである。
◆新商品を薦められたら、今の保険との予定利率の違いを聞いてみよう。
◆特約はお得な追加保障という感覚は捨てよう。
◆保険料が安いのには必ず理由がある。理由を確かめましょう。
◆あれこれ詰まったパッケージ商品の目的は、抱合せ販売かもしれないと考える。
◆商品説明を聞く前に自身の加入目的の明確化を先行させるべきだ。
◆掛け捨て保険は安いので合理的な保険・・とは限らない。
◆保険期間の選択枝は1年10年、20年・・80歳、そして終身まで沢山ある。
◆多くの人は社会保険という立派な保険に既に入っていることを思い出す。
◆新たに契約後、その保険にいくら支払うことになるのかも確認する。
◆なんとなく不安を感じている言葉のイメージだけでその気にさせられないこと。
 たとえば「年金」「老後」「積立」「見直し」「割安」などなど、、、
◆日本の「ファイナンシャルプランナー」のほとんどは「営業社員」だ。

「保険見直しのプロ」の話を聞く前に、この言葉を数回お読みになることをお勧めします。